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中央線の”車内トイレ”について語る

JR中央快速線JC

東京↔高尾間でかつて日本一の通勤地獄を誇り、現在でもラッシュ時の激しい混雑が印象の強い路線です。

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「通勤路線」の側面が強い中央線。

正式名称は「中央本線」です。他の「本線」が入る路線(東海道線など)はグリーン車がついていたり、車両にトイレがついていたりするものですが、中央線にはそれがありません。

 

 

 

 

そんな状況が長らく続き、これからも続くだろうと思われていた2015年4月3日、JR東日本は「中央線にグリーン車とトイレをつける」と発表しました。

 

 

 

グリーン車の導入は2023年ですが、実は車内トイレについてはすでに使えるようになっています。

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中央線のトイレのドア開閉部分(内側)。外から撮るには混んでたし、便器の写真は嫌だし。。でこうなった

 

10両編成中の4号車にあります。

 

 

トイレ導入のメリット

①車内での急な"あれやこれ"に対応可能。

混雑した車内で体調を崩すことはおおいです。

 

青梅線など、列車の本数が少ないところでは助かる!

電車はもう行ってしまう、でもトイレ行きたい。。そんなときの救世主ですね!

駅は汚くて使えたもんじゃないトイレも多い。。

 

 

問題点

①混みすぎてて使えない・・?

そもそも車内で身動きが取れない、、?確かに山手線などの他の通勤路線にトイレはないですよね。

②車内にひとつしかない

このトイレをあてにしたいなら狙って4号車に乗るべきでしょうね・・

③トイレがスペースを奪う?

ラッシュ時は一人でも多くのお客さんを乗せることが必要になってきます。それゆえの車内にひとつという側面があると思われます。

 

 

やはり”ラッシュ時”が問題になると考えられますね。。

 

上記の問題点の中には割とどうしようもないことが多い気がしますが、導入すると決めたこと自体を僕は否定しませんし、むしろやるなら徹底的にやるべきだと思います。

 

 

このご時世ですから電車には全く乗っていないので実情と違っていたら申し訳ないのですが。。

 

何らかの形で「4号車でトイレが使えるよ~」と鉄道ファンでない人にも周知したほうが良いのではないでしょうか。

お手洗いは4号車にあります。

Restroom is in Car 4. とか?

 

 

ちなみに・・

中央線のトイレ設置のために工事がいる⇒車両を仕事から「お休み」させなければならない⇒車両が足りなくなる

 

ということで車両不足を補うために常磐線各駅停車(JL)からやってきたのが若干古いこの車両。

「209系1000番台」と呼ばれています。

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その分常磐線各駅停車では車両を増備しました。